会議中、メモ取りに必死で議論に集中できない。重要な発言を聞き逃し、会議後は記憶を頼りに何時間もかけて議事録を作成する。こんな状況に心当たりはありませんか?
Zoomの録音機能は基本的にホスト(会議主催者)のみが利用可能です。参加者として「録音したいけど方法が分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本記事は、2025年最新情報に基づき、Zoom録音の全方法を網羅的に検証しています。公式機能から外部ツールまで、実践的な手順とトラブル対処法を解説します。
ホスト・参加者それぞれの録音方法、さらに文字起こしからAI議事録自動生成まで、Windows・Mac・iPhone・Android全デバイスでの操作を紹介します。
本記事を読めば、メモ取りから解放されて議論に集中でき、聞き逃す不安もなくなります。議事録作成時間を大幅に削減し、より価値の高い業務に時間を使えるようになるでしょう。
適切な方法を選べば、誰でも確実に会議を記録できます。文字起こしとAIツールで、議事録作成を驚くほど効率化しましょう。
Zoom録音の基本知識と制限事項
Zoom標準の録音機能とは
Zoomにはレコーディング機能が標準搭載されており、会議の音声と映像を記録できます。この機能を使えば、会議中のメモ取りに集中する必要がなくなり、後から内容を正確に振り返ることが可能です。
録音機能はホスト(会議主催者)が基本的な利用権限を持つ仕様になっています。参加者が録音したい場合は、ホストから許可を得るか、別の方法を活用する必要があります。
録音機能の種類:ローカル録音とクラウド録音
Zoomの録音方法は2種類に分かれており、それぞれ特徴が異なります。
📌 ローカル録音とクラウド録音の違い
項目 | ローカル録音 | クラウド録音 |
---|---|---|
利用可能プラン | 無料プラン・有料プラン | 有料プランのみ |
保存先 | 自分のPC・デバイス | Zoomのクラウドサーバー |
容量 | デバイスの空き容量に依存 | プランごとに上限あり(Pro:1GB) |
録音中の負荷 | PC性能に影響する | PC性能への影響が少ない |
データへのアクセス | 即座に可能 | 処理完了後にアクセス可能 |
ローカル録音は、会議データを自分のデバイスに直接保存する方法です。無料プランでも利用でき、録音後すぐにファイルを確認できます。ただし、デバイスの容量を消費するため、長時間の会議では空き容量に注意が必要です。
クラウド録音は、Zoomのサーバー上にデータを保存する方法です。有料プランでのみ利用可能で、録音中のPC負荷が軽減されます。会議終了後、自動的にクラウド上で処理されるため、処理完了まで待つ必要があります。
無料プランと有料プランでできること
Zoomのプランによって、録音機能の利用範囲が異なります。
無料プラン(Basic)でできること:
- ローカル録音機能の利用
- 音声・映像の記録(無制限)
- 自分のデバイスへの保存
有料プラン(Pro以上)でできること:
- ローカル録音機能の利用
- クラウド録音機能の利用
- 自動文字起こし機能(プランによる)
- AI Companionによる議事録自動生成
無料プランでも基本的な録音は可能ですが、クラウド保存や高度なAI機能を使いたい場合は有料プランが必要です。
ホストと参加者の権限の違い
Zoom録音におけるホストと参加者の権限には明確な違いがあります。
ホスト(会議主催者)の権限:
- 録音の開始・停止を自由に操作できる
- ローカル録音・クラウド録音の選択が可能
- 参加者への録音許可の付与・取り消しができる
- 録音データの管理権限を持つ
参加者の権限:
- ホストの許可なしでは録音できない
- 録音許可をリクエストできる
- 代替ホストに指名されれば録音可能
- 外部ツールを使えば独自に記録可能
参加者として会議を録音したい場合、事前にホストへ録音の目的を説明し、許可を得ることが重要です。許可が得られない場合は、PC標準機能やボイスレコーダーなどの外部ツールを活用する方法があります。
ホストとしてZoom会議を録音する方法
PCでの録音手順(Windows/Mac共通)
ホストとしてPCでZoom会議を録音する手順は、WindowsとMacで共通です。
🎯 録音の基本手順
- Zoomミーティングを開始する
- 画面下部の**「レコーディング」**ボタンをクリック
- **「このコンピュータにレコーディング」または「クラウドにレコーディング」**を選択
- 画面左上に「レコーディング中」の表示を確認
- 録音を終了する場合は**「レコーディングを停止」**をクリック
録音中は画面左上に赤い丸のアイコンと「レコーディング中」のテキストが表示されます。また、全参加者に「このミーティングは録音されています」という通知が表示されるため、録音していることは必ず共有されます。
一時停止機能も利用可能で、休憩時間などで一時的に録音を止めたい場合に便利です。一時停止中はアイコンが停止マークに変わります。
スマホでの録音手順(iPhone/Android)
スマホ版Zoomアプリでの録音には制限があります。
📱 スマホでの録音の制約
- ローカル録音は利用不可(iOS・Android共通)
- クラウド録音のみ利用可能(有料プランが必要)
- ホスト権限が必須
🎯 スマホでの録音手順
- Zoomアプリでミーティングを開始
- 画面下部の**「詳細」**(三点リーダー)をタップ
- **「クラウドにレコーディング」**を選択
- 録音開始を確認
- 停止する場合は同じメニューから**「レコーディングを停止」**を選択
スマホではクラウド録音しか選択できないため、有料プランへの加入が必須です。無料プランでスマホから録音したい場合は、後述する画面録画機能などの外部方法を検討してください。
録音データの保存先と確認方法
録音したデータの保存先は、録音方法によって異なります。
📁 ローカル録音のデフォルト保存先
OS | 保存先パス |
---|---|
Windows | C:\Users\[ユーザー名]\Documents\Zoom |
Mac | /Users/[ユーザー名]/Documents/Zoom |
Linux | home/[ユーザー名]/Documents/Zoom |
🎯 保存先の確認・変更方法
- Zoomアプリを起動してサインイン
- 右上の**設定アイコン(歯車マーク)**をクリック
- 左メニューから**「レコーディング」**を選択
- 「ローカルレコーディング」項目で保存先を確認
- **「変更」**ボタンから保存先フォルダを変更可能
☁️ クラウド録音データへのアクセス方法
- ブラウザでZoomウェブポータル(zoom.us)にアクセス
- サインインする
- 左メニューから**「レコーディング」**をクリック
- **「クラウドレコーディング」**タブを選択
- 録音データの一覧から目的のファイルを選択してダウンロード
クラウド録音の場合、会議終了後に自動的に処理が開始されます。処理完了後、登録メールアドレスに通知が届き、そこからアクセスすることも可能です。
ホスト以外の参加者として録音する方法
方法1:Zoom公式機能で録音許可を得る
録音許可をリクエストする手順
参加者がZoomの公式録音機能を使うには、ホストから録音許可を得る必要があります。
🎯 参加者が録音許可をリクエストする手順
- ミーティング参加中、画面下部の**「詳細」**(三点リーダー)をクリック
- **「レコーディング」**を選択
- **「このコンピュータへのレコーディングをリクエストする」**をクリック
- **「リクエストを送信」**をクリック
- ホストが承認するまで待機
🎯 ホスト側での許可手順
- 参加者からリクエスト通知が表示される
- **「承諾」**をクリックして許可を付与
- 参加者に録音権限が付与される
または、ホストが能動的に録音許可を付与する場合:
- 画面下部の**「参加者」**をクリック
- 録音許可を与えたい参加者にマウスオーバー
- **「詳細」**ボタンをクリック
- **「レコーディングの許可」**を選択
許可を得た参加者は、ホストと同様に録音の開始・停止を操作できるようになります。
代替ホストとして指名してもらう方法
代替ホストとして指名されると、ホストとほぼ同等の権限が付与され、録音も自由に行えます。
🎯 代替ホストの設定方法(ホスト側)
- ミーティングスケジュール時の設定画面を開く
- **「代替ホスト」**の項目に参加者のメールアドレスを入力
- ミーティングを保存
ミーティング中に代替ホストを指名する場合:
- 画面下部の**「参加者」**をクリック
- 代替ホストに指名したい参加者にマウスオーバー
- **「詳細」**をクリック
- **「代替ホストにする」**を選択
代替ホストは録音だけでなく、参加者の管理やブレイクアウトルームの作成など、ホストのほぼすべての機能を使用できます。
方法2:PC標準機能で録音する
Windows(Xbox Game Bar / ボイスレコーダー)
WindowsにはZoom会議を録音できる標準機能が搭載されています。
🎮 Xbox Game Barでの録音手順
- Zoomミーティングウィンドウをアクティブにする
- Windows + Gキーを押してGame Barを起動
- **「キャプチャ」**パネルの録画ボタン(●)をクリック
- またはWindows + Alt + Rキーで録画開始
- 録画を停止する場合は同じキーまたは停止ボタンをクリック
録画データは**「ビデオ」→「キャプチャ」**フォルダに自動保存されます。Xbox Game Barは最大4時間まで録画可能です。
注意点:
- Zoomウィンドウのサイズを変更すると録画が自動停止する
- デスクトップ全体は録画できない(アクティブウィンドウのみ)
- 音声はシステム音声とマイク音声の両方を記録可能
🎤 ボイスレコーダーでの録音
音声のみを録音したい場合、Windows標準の「ボイスレコーダー」アプリも活用できます。
- スタートメニューから**「ボイスレコーダー」**を起動
- 録音ボタン(●)をクリック
- Zoomミーティングを開始
- 録音を停止する場合は停止ボタン(■)をクリック
ボイスレコーダーはマイク音声のみを録音するため、自分の声は記録されますが、システム音声(相手の声)は録音されません。相手の声も含めて録音したい場合は、Xbox Game Barまたは後述の外部ツールを使用してください。
Mac(QuickTime Player)
MacにはQuickTime Playerが標準搭載されており、画面と音声を録画できます。
🎯 QuickTime Playerでの録音手順
- Spotlight検索(Command + スペース)で「QuickTime Player」を検索して起動
- メニューバーの**「ファイル」→「新規画面収録」**を選択
- 録画ボタン横の下向き矢印をクリック
- マイクを選択(内蔵マイクまたは外部マイク)
- 録画ボタン(●)をクリック
- 画面全体または選択範囲を指定
- **「収録を開始」**をクリック
- 停止する場合はメニューバーの停止ボタンをクリック
録画データは自動的に**.mov形式**で保存されます。保存時に任意の場所とファイル名を指定できます。
注意点:
- QuickTime Playerは内部音声(システム音声)を直接録音できない
- 相手の声を録音するにはSoundflowerなどの追加ソフトが必要
- または、スピーカー出力をマイクで拾う方法も可能
外部の画面録画ソフトを活用する
より高機能な録画が必要な場合、専用の画面録画ソフトを活用する方法もあります。
📹 代表的な画面録画ソフト
- OBS Studio(無料・Windows/Mac/Linux対応)
- Bandicam(有料・Windows対応)
- Camtasia(有料・Windows/Mac対応)
- EaseUS RecExperts(有料・Windows/Mac対応)
これらのソフトは画面範囲の指定、システム音声とマイク音声の個別録音、録画中の注釈追加など、高度な機能を備えています。
方法3:スマホの画面録画機能で録音する
iPhone(画面収録機能の使い方)
iPhoneには標準で画面収録機能が搭載されており、Zoom会議を録画できます。
🎯 事前設定(初回のみ)
- **「設定」**アプリを開く
- **「コントロールセンター」**をタップ
- **「画面収録」の横の「+」**ボタンをタップして追加
🎯 録画手順
- コントロールセンターを開く(画面右上から下にスワイプ、またはiPhone 8以前は下から上にスワイプ)
- **画面収録ボタン(●)**を長押し
- **「マイク」**アイコンをタップしてオンにする(マイク音声を含める場合)
- **「収録を開始」**をタップ
- 3秒のカウントダウン後に録画開始
- Zoomアプリを開いてミーティングに参加
- 停止する場合は画面上部の赤いバーをタップ→**「停止」**を選択
録画データは**「写真」**アプリに自動保存されます。
注意点:
- マイクをオンにしないと、自分の声やシステム音声が録音されない
- 通知が表示されると録画に含まれるため、おやすみモードの利用を推奨
- 長時間録画はバッテリーを大量消費する
Android(スクリーンレコーダーアプリ)
Android端末の画面録画機能は、OSバージョンやメーカーによって異なります。
📱 Android 11以降の標準機能
- 画面上部から下にスワイプして通知パネルを開く
- さらにスワイプしてクイック設定パネルを表示
- **「スクリーンレコード」**アイコンをタップ
- 録画設定(音声の有無など)を選択
- **「開始」**をタップ
- Zoomアプリでミーティングに参加
- 停止する場合は通知パネルから停止ボタンをタップ
Android 10以前や標準機能がない場合は、以下のようなアプリを利用します。
📹 おすすめスクリーンレコーダーアプリ
- AZ スクリーンレコーダー(無料・透かしなし)
- Mobizen スクリーンレコーダー(無料・一部機能有料)
- XRecorder(無料・編集機能付き)
これらのアプリは内部音声とマイク音声の両方を録音でき、録画品質の調整も可能です。
方法4:外部ボイスレコーダー・ICレコーダーで録音する
デジタル機器以外での録音方法として、物理的な録音機器を使う方法もあります。
🎙️ 外部録音機器の種類
- スマホ用ボイスレコーダーアプリ(別デバイス)
- ICレコーダー(専用録音機器)
- ボイスレコーダー(小型録音デバイス)
🎯 外部機器での録音手順
- PCまたはスマホでZoomミーティングに参加
- スピーカーから音声を出力
- 別の録音機器をスピーカーの近くに配置
- 録音を開始
- ミーティング終了後に録音を停止
メリット:
- Zoom側に録音の痕跡が残らない
- PCやスマホの性能に影響されない
- 操作が簡単で確実
デメリット:
- 音質が環境音に左右される
- 周囲のノイズも録音される
- 内部音声より音質が劣る
イヤホンを使用している場合は録音できないため、スピーカー出力に切り替える必要があります。また、可能であれば外部マイク入力付きのICレコーダーを使うと、より高音質で録音できます。
録音時の注意点と法的配慮
Zoom会議を録音する際には、いくつかの重要な注意点があります。
⚖️ 法的・倫理的な注意点
会議を録音する場合、必ず事前に参加者全員へ通知し、同意を得ることが重要です。日本では、無断録音自体は違法ではありませんが、以下のリスクがあります。
- プライバシー侵害となる可能性
- 録音データの不正利用による法的問題
- 企業の就業規則違反
- 信頼関係の損失
特にビジネス利用では、社内規定や契約に録音に関する条項がないか確認してください。
🔒 データ管理上の注意点
- 録音データには機密情報が含まれる可能性がある
- 適切なアクセス制限を設定する
- 不要になったデータは速やかに削除する
- クラウド保存の場合、プライバシーポリシーを確認する
💡 録音を行う際のベストプラクティス
- 会議開始時に「この会議は録音されます」と明言する
- 録音の目的と用途を説明する
- 録音データの保管期間と削除予定を伝える
- 参加者から異議がある場合は録音を中止する
Zoom公式の録音機能を使う場合、自動的に全参加者へ「録音中」の通知が表示されるため、無断録音を防ぐ仕組みになっています。外部ツールを使う場合は、この通知が表示されないため、口頭での通知が必須です。
Zoom会議を文字起こしする方法
Zoom標準の文字起こし機能を活用する
フルトランスクリプト機能の設定と使い方
Zoomにはフルトランスクリプト機能が標準搭載されており、会議中の発言を自動的にテキスト化できます。この機能は無料プランでも利用可能です。
🎯 事前設定(ホスト側)
- ブラウザでZoomウェブポータルにサインイン
- 左メニューから**「設定」**をクリック
- **「ミーティング」タブ内の「ミーティング内(詳細)」**を選択
- **「自動文字起こし」**項目を探してオンにする
- 対応言語で**「日本語」**を選択
- 設定を保存
🎯 会議中の文字起こし手順
- Zoomミーティング中、画面下部の**「字幕を表示」横の▼(三角ボタン)**をクリック
- **「全文の文字起こし表示」**を選択
- 画面右側に文字起こしパネルが表示される
- 発言がリアルタイムでテキスト化される
- 会議終了前に**「文字起こしを保存」**をクリック
保存された文字起こしデータは**.vtt形式**(タイムスタンプ付き字幕ファイル)でダウンロードできます。このファイルはテキストエディタで開いて編集可能です。
💡 文字起こし精度を上げるコツ
- できるだけ静かな環境で会議を行う
- マイクに近づいてはっきり発言する
- 複数人が同時に話さないようにする
- 専門用語や固有名詞は事前に共有しておく
サブタイトル(字幕)機能との違い
Zoomにはサブタイトル機能とフルトランスクリプト機能の2種類があります。
📺 表示方法の違い
機能 | 表示位置 | 表示内容 | 保存 |
---|---|---|---|
サブタイトル | 画面下部(動画の字幕のように) | 直近の発言のみ(2〜3行) | 保存されない |
フルトランスクリプト | 画面右側のパネル | すべての発言を時系列で表示 | 保存可能 |
サブタイトルは、映画やドラマの字幕のように画面下部に表示され、リアルタイムで発言を確認するために使用します。過去の発言は消えていくため、記録としては残りません。
フルトランスクリプトは、会議開始からすべての発言を記録し、チャットのような形式で画面右側に表示されます。スクロールして過去の発言を確認でき、保存してダウンロードできます。
議事録作成が目的の場合は、必ずフルトランスクリプト機能を使用してください。
文字起こしデータの保存と確認方法
文字起こしデータは複数の方法で保存・確認できます。
💾 会議中の保存方法
- フルトランスクリプトパネル右下の**「文字起こしを保存」**をクリック
- 保存確認メッセージが表示される
- 会議終了後、自動的にファイルが生成される
📁 保存データの確認方法
ローカル保存の場合:
- 録画データと同じフォルダ内に保存される
- ファイル形式:
.vtt
(字幕ファイル) - テキストエディタで開いて編集可能
クラウド保存の場合(有料プラン):
- Zoomウェブポータルにアクセス
- **「レコーディング」**メニューを開く
- 該当する会議を選択
- **「文字起こし」**項目からダウンロード
🔧 .vttファイルの活用方法
- テキストエディタで開いて確認・編集
- 動画編集ソフトで字幕として利用
- 変換ツールで.txt形式や.docx形式に変換
- ChatGPTなどのAIに読み込ませて要約
Zoom AI Companion(有料プラン)で自動要約
AI Companionの有効化手順
Zoom AI Companionは、有料プラン(Pro、Business、Enterprise)で利用できるAIアシスタント機能です。会議の要約や重要ポイントの抽出を自動的に行います。
🎯 AI Companionの有効化手順
- Zoomウェブポータルにサインイン
- 「設定」→**「アカウント設定」**を開く
- **「AI Companion」**項目を探す
- トグルをオンに切り替える
- 利用規約に同意する
🎯 会議中のAI Companion利用方法
- ミーティング中、画面下部の**「AI Companion」**アイコンをクリック
- **「要約を開始」**を選択
- AIが会議内容をリアルタイムで分析
- 会議中でも要約内容を確認可能
- 会議終了後、自動的に完全な要約が生成される
会議の要約と議事録の自動生成
AI Companionは会議終了後、以下の項目を自動的に生成します。
📋 自動生成される項目
- 要点(Key Points):会議の主要な議論ポイント
- 次のステップ(Next Steps):決定事項とアクションアイテム
- 要約(Summary):会議全体の概要
🎯 要約データの確認方法
- 会議終了後、登録メールアドレスに通知が届く
- メール内のリンクをクリック、またはZoomウェブポータルにアクセス
- **「レコーディング」**メニューから該当会議を選択
- **「AI要約」**タブを開く
- 要約内容を確認・編集・ダウンロード
AI Companionの要約は編集可能で、必要に応じて内容を修正できます。また、PDFやテキスト形式でエクスポートして、議事録として共有することも可能です。
💡 AI Companionの制約
- 要約項目は「要点」「次のステップ」「要約」の3種類のみ
- カスタムフォーマットでの出力は不可
- 日本語の認識精度は英語より劣る場合がある
- 複雑な専門用語の認識に限界がある
外部AI文字起こしツールを活用する
代表的な文字起こしツールの特徴
Zoom標準機能より高精度な文字起こしが必要な場合、専門の文字起こしツールを活用できます。
🤖 主要な文字起こしツール比較
ツール名 | 無料プラン | 主な特徴 | 日本語精度 |
---|---|---|---|
Notta | 月120分 | 話者分離、リアルタイム文字起こし | 高い |
Otter.ai | 月300分 | 英語特化、自動要約 | 普通(英語推奨) |
スマート書記 | 14日間 | 専門用語学習、議事録自動作成 | 非常に高い |
文字起こしさん | 月10分 | 画像・動画対応、多言語 | 高い |
RIMO Voice | 無料枠あり | 議事録作成特化、テンプレート豊富 | 高い |
🎯 ツール選びのポイント
- 日本語の認識精度
- 話者分離機能の有無
- 議事録フォーマットのカスタマイズ性
- Zoomとの連携方法
- コストとプラン内容
Zoomとの連携方法
外部ツールとZoomを連携する方法は主に3パターンあります。
🔗 パターン1:Zoomボット参加型(自動連携)
Nottaやスマート書記などのツールは、AIボットが自動的にZoom会議に参加して録音・文字起こしします。
- ツール側でZoomアカウントを連携
- 会議スケジュールを登録
- 会議時刻になると自動的にボットが参加
- 会議終了後、自動的に文字起こしと要約が完了
メリット: 手間がかからず、自動で処理される
注意点: ボット参加者として表示されるため、事前通知が必要
🔗 パターン2:録音ファイルアップロード型
Zoomで録音したファイルを、後から文字起こしツールにアップロードする方法です。
- Zoomで会議を録音(ローカルまたはクラウド)
- 録音ファイルをダウンロード
- 文字起こしツールにファイルをアップロード
- 処理完了を待つ
メリット: 会議中にボットが表示されない
注意点: 手動作業が必要、リアルタイム文字起こしは不可
🔗 パターン3:リアルタイム音声入力型
Googleドキュメントの音声入力機能などを使い、リアルタイムで文字起こしする方法です。
- Googleドキュメントを開く
- 「ツール」→**「音声入力」**を選択
- マイクアイコンをクリックして音声入力を開始
- Zoom会議中の音声が自動的にテキスト化される
メリット: 無料で利用可能、リアルタイムで確認できる
注意点: 話者分離不可、精度が劣る、手動編集が必要
録音データをAIで議事録化する実践的な方法
録音データの準備と前処理
AIで議事録を作成する前に、録音データを適切に準備することが重要です。
📝 データ準備のステップ
ステップ1:ファイル形式の確認
- Zoomのローカル録音はMP4形式で保存される
- 文字起こしツールが対応している形式を確認
- 必要に応じて形式を変換(MP4→MP3など)
ステップ2:音声品質の確認
- 録音データを再生して音声が明瞭か確認
- 雑音が多い場合は音声編集ソフトで除去
- 音量が小さい場合は音量調整
ステップ3:長時間会議の分割
- 2時間以上の会議は複数に分割すると処理がスムーズ
- 休憩時間やトピック変更のタイミングで分割
- ファイルサイズが大きすぎる場合も分割を検討
ステップ4:不要部分の削除(任意)
- 会議前後の雑談部分を削除
- 休憩時間をカット
- 処理時間とコストの削減につながる
ChatGPTなど生成AIを活用した議事録作成
文字起こしデータの読み込み方法
ChatGPTなどの生成AIを使って、文字起こしデータから議事録を作成する方法です。
🎯 ChatGPTへのデータ読み込み手順
方法1:テキストを直接貼り付け
- Zoom文字起こしデータ(.vttファイル)をテキストエディタで開く
- 内容をコピー
- ChatGPTの入力欄にペースト
- 議事録作成の指示を入力
方法2:ファイルアップロード(ChatGPT Plus/有料プラン)
- ChatGPTの入力欄横のクリップアイコンをクリック
- 文字起こしファイルを選択してアップロード
- ファイルが読み込まれたことを確認
- 議事録作成の指示を入力
方法3:音声ファイル直接アップロード
- 録音データ(MP3/MP4)をChatGPTにアップロード
- ChatGPTが自動的に音声を文字起こし
- 文字起こし結果を確認
- 議事録フォーマットを指定
💡 文字数制限への対処
- ChatGPTには入力文字数制限がある(約25,000文字)
- 長い会議は複数回に分けて処理
- または、有料のAPI利用を検討
効果的なプロンプト例
AIに議事録を作成させる際、適切なプロンプト(指示文)が重要です。
📋 基本的なプロンプト例
以下のZoom会議の文字起こしデータから、議事録を作成してください。
【議事録のフォーマット】
- 日時:
- 参加者:
- 議題:
- 議論の内容:
- 決定事項:
- アクションアイテム(担当者と期限):
- 次回の予定:
【文字起こしデータ】
(ここに文字起こしテキストを貼り付け)
📋 詳細指定のプロンプト例
あなたはプロの議事録作成者です。以下の文字起こしデータから、ビジネス会議の議事録を作成してください。
【要件】
- 各発言を「決定事項」「課題」「意見」に分類する
- 重要度の高い順に整理する
- 不明確な表現は具体的に言い換える
- アクションアイテムには担当者と期限を明記する
- 議論の流れが分かるよう、因果関係を明確にする
【出力形式】
Markdown形式で見出しを使って構造化してください。
【文字起こしデータ】
(データを貼り付け)
📋 話者別に整理するプロンプト
以下の文字起こしから、発言者ごとに内容を整理した議事録を作成してください。
【整理方法】
- 各参加者の主要な発言内容を箇条書きでまとめる
- 質問と回答のペアを明確にする
- 合意形成のプロセスを記載する
【文字起こしデータ】
(データを貼り付け)
💡 プロンプト改善のコツ
- 具体的な出力形式を指定する
- 社内の議事録テンプレートがあれば提示する
- 初回は簡単な指示で試し、結果を見て詳細化
- 複数回に分けて段階的に精緻化する
AI議事録ツールを活用する
自動議事録作成ツールの選び方
専用のAI議事録ツールを使うと、文字起こしから議事録作成までをワンストップで処理できます。
🔍 選定時のチェックポイント
精度とパフォーマンス:
- 日本語の文字起こし精度(実際に試用して確認)
- 専門用語や固有名詞の認識精度
- 処理速度(リアルタイムか後処理か)
機能面:
- 話者分離機能の有無と精度
- 自動要約の品質
- 議事録フォーマットのカスタマイズ性
- 編集機能の使いやすさ
連携面:
- Zoomとの連携方法(ボット参加型かアップロード型か)
- 他のツール(Slack、Teams、Notion等)との連携
- API提供の有無
コストとプラン:
- 無料プランの有無と制限
- 料金体系(月額固定か従量課金か)
- 必要な機能が含まれているか
セキュリティ:
- データの暗号化
- プライバシーポリシー
- データ保管場所(国内か海外か)
- 機密情報の取り扱い規定
話者分離と要約機能の活用
高機能なAI議事録ツールには、話者分離と自動要約の機能があります。
🎤 話者分離機能とは
会議参加者の声を自動的に識別し、「誰が何を言ったか」を記録する機能です。
活用メリット:
- 発言者ごとに整理された議事録が作成できる
- 発言量のバランスを可視化できる
- 責任の所在が明確になる
- 後から特定の人の発言を検索しやすい
精度を上げるコツ:
- 事前に参加者名を登録しておく
- できるだけ発言が重ならないようにする
- 明瞭な発音を心がける
- 初回使用後、話者の声を学習させる
📊 自動要約機能の活用
長時間の会議内容を、重要なポイントだけに絞って要約する機能です。
要約のレベル設定:
- 短い要約:3〜5行程度の概要
- 中程度の要約:主要な議論ポイントと決定事項
- 詳細な要約:議論の流れを含む構造化された要約
💡 効果的な活用方法
- 会議直後に短い要約で内容を確認
- 詳細な要約を議事録のベースとして使用
- 要約をもとに不足情報を補完
- 複数の会議を横断して要約を比較
議事録の精度を高めるコツ
録音品質を向上させる環境設定
議事録の精度は、録音品質に大きく左右されます。
🎙️ マイク設定の最適化
推奨設定:
- 指向性マイクまたはヘッドセットの使用
- マイクとの距離:15〜30cm程度
- マイク音量:テスト録音で適切なレベルを確認
- ノイズキャンセリング機能を有効化
Zoom側のマイク設定:
- Zoom設定画面を開く
- **「オーディオ」**タブを選択
- **「マイク」**で使用するデバイスを選択
- **「自動でマイク音量を調整」**をオンにする
- **「背景雑音を抑制」**を「高」に設定
🏠 録音環境の整備
理想的な環境:
- 静かな場所を選ぶ(エアコンの音にも注意)
- 窓を閉めて外部の雑音を遮断
- エコーが発生しにくい部屋(カーテンや家具で吸音)
- 複数人が同じ部屋にいる場合は距離を確保
避けるべき状況:
- カフェなど騒がしい場所
- エアコンや扇風機の近く
- 反響が強い空間
- キーボードのタイピング音が入る状態
文字起こし精度を上げるための準備
録音前の準備で、文字起こし精度を大きく向上させることができます。
📋 事前準備チェックリスト
会議の事前情報を整理:
- 議題リストを作成
- 参加者名簿を用意
- 使用予定の専門用語リストを作成
- 固有名詞(製品名、会社名等)をリスト化
AIツールへの事前登録:
- 専門用語を辞書登録(ツールによっては可能)
- 参加者名を事前に登録
- 過去の議事録を学習データとして提供
会議運営の工夫:
- 一人ずつ順番に発言するルールを設ける
- 発言前に名前を名乗る
- 略語を使う場合は初出時にフルネームを言う
- 重要な決定事項は確認のため復唱する
🎯 会議中の発言テクニック
- はっきりと明瞭に話す(早口にならない)
- 語尾まではっきり発音する
- 「えー」「あのー」などのフィラーを減らす
- 複数の話題を同時に話さず、一つずつ議論する
- 決定事項は「〇〇と決定しました」と明確に述べる
💡 議事録作成者ができること
- 会議中にリアルタイムで文字起こしを確認
- 誤変換や聞き取れなかった部分をメモ
- 会議直後に記憶が鮮明なうちに修正
- 不明点は発言者に直接確認
録音・文字起こしでよくある問題と解決策
録音できない場合のトラブルシューティング
権限設定の確認方法
Zoomで録音できない場合、まず権限設定を確認してください。
🔍 ホスト側の確認項目
Zoomアカウント設定の確認:
- Zoomウェブポータルにサインイン
- 「設定」→**「レコーディング」**を開く
- **「ローカル録音」**がオンになっているか確認
- オフの場合はトグルをオンに切り替える
- 変更を保存
ミーティング設定の確認:
- スケジュール済みミーティングの設定を開く
- **「レコーディング」**オプションが有効か確認
- 無効の場合は有効化して保存
🔍 参加者側の確認項目
録音許可の状態確認:
- ミーティング画面下部の**「詳細」**をクリック
- **「レコーディング」**メニューが表示されるか確認
- グレーアウトしている場合は録音許可がない状態
- ホストに録音許可をリクエスト
組織の制限確認:
- 企業や学校のアカウントでは、管理者が録音を制限している場合がある
- 社内のIT部門に録音許可の有無を確認
- 必要に応じて管理者に設定変更を依頼
デバイス・アプリの設定を見直す
権限以外の技術的な問題で録音できない場合の対処法です。
🔧 PC版Zoomのトラブル対処
ストレージ容量の確認:
- 録音先ドライブの空き容量を確認
- 最低でも会議時間×100MB程度の空き容量が必要
- 容量不足の場合は不要ファイルを削除または保存先を変更
Zoomアプリの再起動:
- Zoomアプリを完全に終了
- タスクマネージャー(Windows)またはアクティビティモニタ(Mac)でZoomプロセスを確認
- 残っているプロセスを強制終了
- Zoomアプリを再起動
アプリの再インストール:
- Zoomアプリをアンインストール
- PCを再起動
- 公式サイトから最新版をダウンロード
- 再インストールして設定を確認
📱 スマホ版Zoomのトラブル対処
アプリの権限確認(iOS):
- 「設定」→**「Zoom」**を開く
- **「マイク」**がオンになっているか確認
- **「カメラ」**の権限も確認
- オフの場合はオンに切り替え
アプリの権限確認(Android):
- 「設定」→「アプリ」→**「Zoom」**を開く
- **「権限」**をタップ
- **「マイク」と「ストレージ」**が許可されているか確認
- 許可されていない場合は許可に変更
音声が入らない・音質が悪い場合
マイク設定の確認ポイント
録音はできているが音声が入っていない場合の対処法です。
🎙️ Zoom側のマイク設定確認
- Zoomミーティング画面下部の**マイクアイコン横の「^」**をクリック
- 現在選択されているマイクデバイスを確認
- 使用したいマイクが選択されているか確認
- 異なる場合は正しいデバイスに切り替え
- **「マイクをテストする」**で動作確認
マイク音量の調整:
- Zoom設定画面を開く
- **「オーディオ」**タブを選択
- **「マイク」**の音量バーを確認
- テスト音声で適切なレベル(緑色の範囲)を確認
- **「自動でマイク音量を調整」**のオン・オフを試す
🔧 OS側のマイク設定確認
Windows:
- タスクバーのスピーカーアイコンを右クリック
- **「サウンドの設定を開く」**を選択
- **「入力」**セクションでマイクデバイスを確認
- **「デバイスのプロパティ」**で音量レベルを確認
- **「テスト」**ボタンで動作確認
Mac:
- 「システム環境設定」→**「サウンド」**を開く
- **「入力」**タブを選択
- 使用するマイクデバイスを選択
- 入力レベルのバーが動いているか確認
- 入力音量を調整
システム音声の録音設定(内部音声)
相手の声(システム音声)が録音されない場合の対処法です。
🔊 Windows(Xbox Game Bar使用時)
- Xbox Game Barの設定を開く
- 「キャプチャ」→**「オーディオ」**を選択
- **「録音するオーディオ」**で以下を確認
- **「すべて」**を選択(システム音声とマイク音声の両方)
- または**「ゲーム オーディオのみ」**を選択(システム音声のみ)
- 各音量レベルを調整
- テスト録音で確認
ステレオミキサーの有効化(上級者向け):
- タスクバーのスピーカーアイコンを右クリック
- 「サウンドの設定を開く」
- **「サウンド コントロール パネル」**を開く
- 「録音」タブで右クリック→「無効なデバイスの表示」
- 「ステレオミキサー」を右クリック→「有効化」
- Zoomのマイク設定でステレオミキサーを選択
🔊 Mac(追加ソフトウェア使用)
Macでシステム音声を録音するには、追加ソフトウェアが必要です。
BlackHole(無料)の使用:
- BlackHoleをダウンロード・インストール
- **「Audio MIDI設定」**アプリを開く
- 左下の**「+」→「機能統合オーディオ装置を作成」**
- 内蔵マイクとBlackHoleを両方選択
- Zoomのマイク設定で作成した装置を選択
Soundflower(無料)の使用:
- BlackHoleと同様の機能を提供
- 設定方法もほぼ同じ
- macOS最新版では動作しない場合あり
保存先が分からない・データが見つからない場合
ローカル保存先のデフォルト設定
録音したはずなのにデータが見つからない場合の確認方法です。
📁 デフォルト保存場所の確認
Windows:
C:\Users\[ユーザー名]\Documents\Zoom
Mac:
/Users/[ユーザー名]/Documents/Zoom
Linux:
/home/[ユーザー名]/Documents/Zoom
🔍 ファイルの探し方
方法1:Zoomアプリから確認
- Zoomアプリのホーム画面を開く
- **「ミーティング」**タブをクリック
- **「レコーディング済み」**タブを選択
- 該当する録音の**「開く」**をクリック
方法2:エクスプローラーで検索(Windows)
- エクスプローラーを開く
- 検索ボックスに**「.mp4」**と入力
- 日付で絞り込み
- ファイルサイズの大きいMP4ファイルを探す
方法3:Finderで検索(Mac)
- Finderを開く
- Command + Fで検索ウィンドウを開く
- 検索条件を**「種類」→「ムービー」**に設定
- 日付と名前で絞り込み
💡 ファイルが見つからない原因
- 録音が正常に完了していなかった(処理中に強制終了など)
- 一時フォルダに残っている(会議終了後の変換処理が未完了)
- 保存先を変更していた
- 別のアカウントでサインインして録音した
クラウド保存データへのアクセス方法
クラウド録音データが見つからない場合の確認手順です。
☁️ クラウドレコーディングの確認手順
- ブラウザでZoomウェブポータル(zoom.us)にアクセス
- 録音時に使用したアカウントでサインイン
- 左メニューから**「レコーディング」**をクリック
- **「クラウドレコーディング」**タブを選択
- 録音一覧から該当する会議を探す
- **「共有」または「ダウンロード」**をクリック
📧 メール通知の確認
クラウド録音が完了すると、登録メールアドレスに通知が届きます。
- 件名:「クラウドレコーディングの処理が完了しました」
- メール内のリンクから直接アクセス可能
- 迷惑メールフォルダも確認
⚠️ データが見つからない場合の原因
処理中の可能性:
- 長時間の会議は処理に数時間かかる場合がある
- 処理完了まで待つ
容量オーバーの可能性:
- クラウドストレージの容量を確認
- 容量不足の場合は古いデータを削除
権限の問題:
- 別のホストが録音した会議は表示されない
- ホストに共有を依頼
文字起こしの精度が低い場合の対処法
Zoom標準の文字起こし精度に不満がある場合の改善方法です。
🔧 Zoom側でできる改善策
音声入力環境の最適化:
- ヘッドセットまたは高品質マイクを使用
- 静かな環境で会議を行う
- 一人ずつ順番に発言する
- 早口を避け、はっきり発音する
言語設定の確認:
- Zoomウェブポータルにアクセス
- 「設定」→**「ミーティング内(詳細)」**を開く
- **「自動文字起こし」**の言語設定を確認
- **「日本語」**が選択されているか確認
🤖 外部ツールへの切り替え
Zoom標準の文字起こしで不十分な場合、専門ツールの利用を検討してください。
日本語特化型ツール:
- Notta:日本語の認識精度が高い
- スマート書記:専門用語の学習機能あり
- RIMO Voice:議事録作成に特化
英語特化型ツール:
- Otter.ai:英語会議に最適
- Rev.com:人手による文字起こしも可能
💡 精度向上のための工夫
- 複数のツールを併用して比較
- 文字起こし結果を人手で最終チェック
- 専門用語は辞書登録機能を活用
- 話者分離機能で発言者を明確化
まとめ
Zoom会議の録音と文字起こしは、ホストであれば標準機能で簡単に実現できます。ローカル録音は無料プランでも利用可能で、会議データを自分のデバイスに保存できます。有料プランではクラウド録音やAI Companionによる自動議事録作成も活用できます。
参加者として録音したい場合、ホストから録音許可を得るのが正規の方法ですが、許可が得られない場合は、PC標準機能(Xbox Game Bar、QuickTime Player)やスマホの画面録画機能を活用する方法があります。ただし、外部ツールを使用する場合でも、必ず参加者に事前通知し、同意を得ることが重要です。
録音したデータは、Zoom標準の文字起こし機能(無料プランでも利用可能、日本語対応)を使えば、リアルタイムでテキスト化できます。さらに高精度な文字起こしが必要な場合は、NottaやスマートSpeech.AIなどの専門ツールとの連携が効果的です。
文字起こしデータをAIで議事録化する際は、ChatGPTなどの生成AIに適切なプロンプトを与えるか、AI議事録ツールを活用することで、決定事項やアクションアイテムを自動抽出できます。
状況に応じて適切な方法を選び、会議の記録・議事録作成の負担を軽減しましょう。